テフロンの含有量に、低濃度、中濃度、高濃度タイプがございます。ポイントは、以下の通りです。
(1)バレルによるテフロンめっきです。
(2)テフロンコ-トと比べて低コスト化を実現。
(3)ネジ精度が落ちません。
(4)ハンダ付着防止に使用できます。
(5)ネジ以外にも対応。
(6)鉄、ステンレス(SUS)、黄銅(BS)にも対応。
(7)耐薬品性が必要で、樹脂では強度不足の個所に使用できます。
(1)バレルによるテフロンめっきです。
(2)テフロンコ-トと比べて低コスト化を実現。
(3)ネジ精度が落ちません。
(4)ハンダ付着防止に使用できます。
(5)ネジ以外にも対応。
(6)鉄、ステンレス(SUS)、黄銅(BS)にも対応。
(7)耐薬品性が必要で、樹脂では強度不足の個所に使用できます。
特長
①自己潤滑性
テフロンの特性である自己潤滑性を有しており、摺動時の焼き付け防止やかじり防止に効果があります。
②低摩擦係数
テフロンの含有量が多くなると摩擦係数も小さくなります。
テフロンの含有量の少ない低濃度タイプでは通常無電解Niめっきの1/2~1/3、含有量の多い高濃度タイプではテフロンコ-テイングと同等の摩擦係数を示します。
③撥水性
高濃度タイプの接触角は、111°でテフロンコ-テイングと同等の値を示します。
④密着性
テフロン粒子は、ベ-スの無電解Niめっきにしっかりと固定されており、簡単には取れません。
⑤高寸法精度
無電解Niめっきの特徴である膜厚の均一性、高寸法精度はそのまま継承しています。
ネジ精度は落ちません。
品物の形状に拘らず穴(貫通穴)の中やエッジ部にもきれいに付けることができます。
⑥高度な耐薬品性
耐薬品性に優れています。
⑦皮膜硬度
テフロンの含有量により皮膜硬度が異なります。
テフロンの含有量が少ない低濃度タイプは、普通の無電解Niめっきと同程度の硬度を持ち、かつ自己潤滑性があるため自動車部品の摺動部品に良く利用されています。
テフロン含有量が多くなるに従って皮膜硬度は低くなっていきます。しかし、一番含有量が多い高濃度タイプでもめっきのままでHV200~250程度とテフロンコ-テイングなどに比べれば硬く、簡単には傷がついたりいたしません。
⑧静電防止効果
無電解Niめっきをベ-スにしているので、伝導性があり静電気が発生しません。そのため、半導体部品や精密機械やクリ-ンル-ムでの使用が可能です。
⑨環境対応品
各環境面に対応しております。(REACH RoHS等)
使用実績
ピストン、カムプレ-ト、スチ-ルボ-ル、リ-ドスクリュ-など。